RESEARCH
ボリューム埋線針を活用した顔面しわ改善の論文発表
本研究は、近年臨床での活用が増加しているボリューム埋線針(Volume Thread Embedding Acupuncture)を含む埋線針療法が顔面のしわ改善に及ぼす効果を評価した3例の症例研究である。顔面のしわ改善を主訴に来院した患者3名を対象に、一般埋線針、刺(とげ)埋線針、ボリューム埋線針を併用して1回の施術を行い、施術前後に撮影した顔面写真をフォトショップで標準化補正した後、しわの長さを定量的に測定した。評価項目は下眼瞼しわ、頬のたるみしわ、鼻唇溝、マリオネットラインであった。その結果、すべての症例でしわの長さが減少し、特に鼻唇溝とマリオネットラインにおいて減少率が顕著であった。患者の満足度は概ね高く、施術後の一時的な痛みや異物感以外に重大な副作用は観察されなかった。本研究は、ボリューム埋線針を併用した埋線針療法が深い線状のしわ、特に鼻唇溝の改善に効果的である可能性を提示しており、今後の標準化された施術法と長期的・大規模な臨床研究の必要性を示唆している。
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